- 「痩せる」の定義とは?
- スキニーファットって何?
- 減量を行う上で何に気を付ければいいの?
こんな疑問を解決できる記事を書きました。
減量方法を学ぶ前にぜひ理解しておいてほしい内容になっています。誤解の多い点でもありますので、しっかり押さえておいてくださいね。
痩せるってどういうこと?
突然ですが、みなさん体重が減った=ダイエット成功!! と思っていませんか?
えっ? 違うん?
半分合ってますが、半分間違いです。そして、ここをきちんと理解しておかないとリバウンドの原因になってしまうのです・・・。
それは困る・・・
そうならないように詳しく説明していきます。ポイントは「筋肉は減らさないようにしつつ、脂肪だけを減らす」ことです。
「痩せる」の定義
「痩せる」とは、「体重を落とすこと」と一般的に考えられています。しかし、私の定義はこうです。
痩せる=体脂肪を落とすこと
(体重が減ったとしても、体脂肪が落ちてなければ、痩せていない)
この点は非常に重要です。
体重は、体脂肪以外にも筋肉や水分が失われることでも減ります。
例えば、減量開始当初や発汗(サウナの後など)によって体重は減りますが、これは体内の水分が一時的に減っただけです。
それは痩せたとは言えませんよね。そして、正しい減量方法を取らないと、体脂肪だけでなく筋肉も落ちます。
体重は減ってるんやから、別にええんちゃうの?
ダメなんです。筋肉が失われて体重が減った状態を俗にスキニーファットと呼びます。そうなるとこんなことに・・・
スキニーファットとは
スキニーファットはココがダメ
- 見た目の悪さ
一見ほっそりだけど、締まりのない身体(お腹周り、たるんだ二の腕/ヒップライン、猫背) - エネルギー代謝の低下
太りやすい体質になる。リバウンドする原因。
そもそも体重を減らそうと思ったのはなぜでしょうか。見た目の向上を期待してではないでしょうか。
男性ならムキムキの引き締まった身体を思い描いているかもしれません。
それとは裏腹に、筋肉が減ってしまうと体重は減ってもとても残念な(男性の場合貧相な)身体になってしまいます。
また、エネルギー消費の源である筋肉が減ることで、体内の代謝が下がって太りやすい体質に変化します。
そのため減量をやめた途端に、リバウンドして努力が水の泡になる危険性があるのです。
減量を行う上で気を付けるべき点
私は過去何度も減量をやった経験があり、これまでに15Kg 程度減量したことも複数回あります。しかし、私がまさに上の状態でした。
筋肉を持っていかれて「体重は減ったけど、何か違う・・」という仕上がりでした。しかも、やめて暫くして気付いたら体重も元通りにリバウンド!
そこで直近の減量時に最も留意した点は、「体脂肪のみを集中的に落とす!!」ことです。そして狙い通りにいきました。
除脂肪体重(体重のうち体脂肪以外の重量)を計算すれば、簡単に分かります。私の直近の減量時における除脂肪体重の変化を見てみましょう。
除脂肪体重が減っていれば、筋肉も落ちていることを意味します(正確には筋肉以外の重量も関係するのですが、ここでは話を簡単にします)。
除脂肪体重の変化
- 減量前 体重81Kg 体脂肪率25%
81 Kg ×(100-25)×100 = 60.75 Kg - 減量後 体重66Kg 体脂肪率9%
66 Kg ×(100-9)×100 = 60.06 Kg
除脂肪体重の減少は1Kg 未満で、筋肉を落とさずに体脂肪を落とせていることが分かります。では、どうやれば体脂肪だけを狙って減らすことが可能になるのか。それを次回以降に解説したいと思います。
今回の記事で、ただ体重を減らすのではなく、筋肉は残したまま体脂肪を効率的に落とすことが大切、ということを理解いただけましたら幸いです。
体脂肪を効率的に落とすと言っても、体脂肪だけを狙って減らすためには、体脂肪が減る(増える)メカニズムを知っておく必要があります。次回はそのテーマでお話ししたいと思います。